特に若い娘さんたちの振袖姿が、グループをなしてそぞろ歩いている様は、ひと目見て、「あっ、成人式だな」と瞬間的に思い出させるデモンストレーションの如き観さえあります。
いつの頃からか、この晴れ着の洪水が恒例化して、成人式には晴れ着を着てお目見得するもの、といった傾向が濃厚になっているようです。
市区町村の公民館などでは、成人した男女が集まり、成人式が行なわれ、全員に成人手帳や記念アルバムなどが手渡されます。
そして、選挙権が与えられ、形式的には成人になったことを認められるわけです。(2016年6月以降、選挙権は18歳からに変更。)
しかし、本当に成人になるのは、これからの歩みの中で一歩一歩、自分の足で歩いて行く過程においてです。