ハコネウツギ・・・三上靖史

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北海道南部まで使える落葉高木で、高さは3m以内が使いやすい。

枝は太く髄が太いので、植物実験用の木髄がとれる。

4月上旬に萌芽するが、前年枝の基部から強い枝を出すのは、頂部優勢性の強い庭木とちょっと違うところである。

花は、5月上旬に本年枝の先端に群って咲き、中旬以降満開になる。

花弁の色は最初は白だが、しだいに紅紫色に変わり、樹冠全体をながめると、ちょっと咲き分けのように見えてきれいである。

萌芽力は強く、花が終わると夏の間に強い徒長枝が出るので、冬のうちに枝を切りもどして樹型を整えるとよい。

夕ニウツギは前種によく似ており、日本中どこでも使える。

花は5月中旬ごろに咲くが、一枝につく花はハコネウツギよりも少なく、淡紅色である。

夏にきおめて強い徒長枝を出して樹型が乱れるので、思いきって切りもどす。

庭園用には、この変種のべニウツギがよく用いられる。

ノリウツギはアジサイと同属で日本中に自生する落葉低木であり、高さは、2~3mで幹が木質化して細工物を作るほど堅く、アジサイとは全然違った感じである。

7月中旬ごろに本年枝の先端に円すい花序の白色花をつけ、8月上旬に満開になる。

9月にはかっ変し、冬になっても枯れたまま樹上に残る。

徒長枝を出すので冬のうちに切りもどし、枯れ枝やこみすぎた枝を抜き、枝振りを整える。